藤 誠志社会時評エッセイ
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領土保全や自衛隊の憲法明記の国民的議論をVol.370[2023年7月号]
領土保全のために 外国人の土地購入に規制を 四月二十八日付産経新聞朝刊の「正論」欄に、東京大学名誉教授の小堀桂一郎氏が「領土保全こそ国家主権の責務」という一文を寄せている。一九五二年四月二十八日の「日本国の対連合国平和 […]
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「海洋基本計画」が今後の日本の繁栄を守るVol.369[2023年6月号]
日本国政府は 真の海洋政策に目覚めた 四月五日付の読売新聞の朝刊に、近く閣議決定を予定している第四期海洋基本計画案に関して、「監視能力を高めて権益守れ」というタイトルの社説が掲載されている。「『海洋強国』を掲げる中国が […]
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人間は戦争を無くすほど賢くはないVol.368[2023年5月号]
戦争抑止力を持つためには 積極的専守防衛であるべき 三月三日の産経新聞の正論に、東京国際大学特命教授の村井友秀氏が「積極的専守防衛が日本を守る」というタイトルの寄稿をしていた。 「ウクライナ戦争が教える事実は、『人間は […]
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領海を侵す中国への対応を厳しくするべきだVol.367[2023年4月号]
国産化した水中ドローンで 海洋の安全保障を強化 二月二日付の読売新聞の政治面に、「水中ドローン 部品共通化」「政府 国産化へ戦略」という見出しの、小さな記事が出ていた。「政府は年内にも、全自動で水中を航行できる自律型無 […]
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増大する経済力を軍事力に変えて膨張する中国Vol.366[2023年3月号]
中国は太平洋での 海洋覇権を狙っている 一月六日付の産経新聞朝刊に、「中国、南シナ海拠点強化」「比と対話枠組み 米接近を牽制」という見出しの記事が掲載されていた。「中国外務省は五日、習近平国家主席とフィリピンのマルコス […]
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毛沢東に倣う習近平は混乱と停滞を招くVol.365[2023年2月号]
政治的エネルギーの全てを 階級闘争に注いだ毛沢東 十二月五日付の産経新聞七面の正論欄に、拓殖大学顧問の渡辺利夫氏の「毛沢東時代に回帰する習近平」という一文が掲載されている。 「ポストモダンといわれて久しい現代にあって、 […]
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世代を跨ぐ住居で快適な暮らしをVol.364[2023年1月号]
改修要件の緩和で図る 老朽マンションの延命 十一月一日の日本経済新聞朝刊の一面に、「マンション改修 要件緩和」「同意八割に、老朽化対策促す」という見出しの記事が掲載されている。「政府は分譲型の老朽マンションのリノベーシ […]
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平和ボケで現実を直視しない日本Vol.363[2022年12月号]
平和が続くと信じて 変化を求めない日本人 十月四日付の産経新聞朝刊の「正論」欄に、龍谷大学教授の李相哲氏が「現実を直視しない日本が心配だ」という一文を寄せている。「日本経済研究センターの予測では、後四年ほどで韓国の一人 […]
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文化大革命の名において2000万人もの人が虐殺されたVol.362[2022年11月号]
多くの国民を犠牲にして 権力を維持する中国共産党 夕刊フジに井沢元彦氏が連載している「絶対に民主化しない中国の歴史」だが、「中国史上もっとも中国人を殺害」という見出しの付いた九月一日付の紙面に掲載された「蒋介石と毛沢東 […]
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安倍氏が進めた防衛力強化を更に!Vol.361[2022年10月号]
安倍元首相は理想を胸に 徹底的な現実主義を貫いた 八月二日付の産経新聞朝刊一面から、安倍氏に親しかった関係者が、当時を振り返ると同時に、これからの日本の課題を考える「喪失 課題 安倍元首相と日本」という連載が始まってい […]
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アメリカの銃規制は簡単には進まないVol.360[2022年9月号]
日本人には理解できない アメリカの銃保有ルール 七月六日付の産経新聞朝刊の「主張」欄に、「米で相次ぐ銃乱射」「抜本規制で悲劇断ち切れ」という一文が掲載されている。「米国で最も重要な祝日である独立記念日の四日、またしても […]
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現実を直視して、改憲の議論を急げVol.359[2022年8月号]
「どっちもどっち」論は 現実逃避の主張だ 六月三日付の産経新聞の「正論」は、東京外国語大学教授の篠田英朗氏による「日本の『絶対平和主義』の劣化」というタイトルの一文だった。「ロシア・ウクライナ戦争は、日本の安全保障政策 […]
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平和のために防衛費の倍増をVol.358[2022年7月号]
ドイツ等EU諸国も 国防費を増加させている 五月六日付の読売新聞朝刊七面のコラムに、「分析 ウクライナ危機」という、アメリカン・エンタープライズ研究所上席研究員のザック・クーパー氏の談話が掲載されている。タイトルは「中 […]
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平和を守りたければ、戦争の準備をせよVol.357[2022年6月号]
世界中が非難する ロシアの残虐行為 四月六日付の産経新聞一面トップに、「ウクライナ 民間人虐殺『かなり増える』」という見出しの記事が掲載されている。「ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなどロシア軍が占領してい […]
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日本の安全保障の為、タブーなき議論をVol.356[2022年5月号]
ロシアの原発攻撃に 世界中から非難が集中 三月四日付の日本経済新聞夕刊の一面トップは「ウクライナ原発火災」「欧州最大級『ロシアが砲撃』」という見出しの記事だった。「ウクライナ南部ザポロジエにある原子力発電所で四日、ロシ […]
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